仕事で集団で一つの作業を行うときに必ずといっていいほどさぼる人がいます。
なんでさぼるの?一緒に作業すればいいのに
重要な役職や真面目にやっている人ほど、さぼっている人をみると葛藤を覚えた経験があるはずです。私自身もその一人です。
では、さぼる人ってなんでさぼっているんだろうか?対応方法はどうしたらいいの?その疑問に順番に説明しますね。
さぼってしまう人の心理
なにもせず利益を得たい!
自身の少しの努力で集団の努力した成果を得ようとするためです。
社会心理学では、「フリーライダー効果」といわれています。
作業している集団の規模が大きければ大きいほど起こりやすく、さぼる人が少なからず出てきます。
身近で仕事をさぼっている人は、まさにこれです。
自分が仕事をしなくても、仕事ができる人、優しい人がやってくれる!だからやらない。
まさにそう思っているのではないでしょうか?
実際、自分がさぼって仕事が回っていれば、やらなくてもいっか!という気持ちになります。それでさぼります。
さぼらせない対策
さぼっている人にさぼらせない対策方法として2点紹介します。
作業を個人に割り振る
グループ全体に作業の指示を出すのではなく、一人一人に指示を割り振ります。
グループ全体では、「誰かしらやるから自分がやらなくても作業は達成するし、べつにやる必要はないよね」という心理が働き、さぼる人がでてしまいます。
一人一人に割り振ることで、作業をしなければならなくなります。
作業をしなければ利益を得ることはできず、怒られたり文句を言われるなど不利な状況におかれるため役目を全うします。
また、指示した作業の価値を提示することでよりさぼることを防ぐことができます。
作業をしてくれた人に成果を反映させる
指示した作業を行った場合は、成果を反映させることで作業に対する意欲が向上します。
例えば、仕事を全うし、会社全体の利益となった場合は、会社から臨時ボーナスが出るよ!給料アップするよ!と約束します。
自分が仕事を頑張れば臨時ボーナスがもらえる!
だから頑張ろう!
仕事に対する興味が湧き、以前より仕事の意欲が向上して精一杯仕事に取り組みます。
そうすることで、仕事の意欲向上に繋がります。
しかし、注意点が1点あります。作業したのにかかわらず、成果がもらえない場合です。
約束したのに、約束が守られなかったら、仕事に対する意欲低下や自分に対する信頼を失う可能性があります。行う際は十分注意してください。
まとめ
いかがでしたか?身近にいるさぼっている人の心理や効果的な対策方法について説明しました。
なかなか大変かもしれませんが、効率的に全員で作業を行い成功に導くためのヒントになれれば嬉しいです。あなたの作業が成功することを祈っています。
<参考文献>
徹底図解 社会心理学 歴史に残る心理学実験から現代の学際的研究まで 新星出版社